【特集】M・ナイト・シャマラン監督作品を観直す！巧妙な演出と衝撃の展開！

メガコは往年の矢追純一宇宙人追跡系番組を観たことある？

そんな矢追番組で消化不良を積み重ねてきた哀しみに暮れる人たちがたぶん推定50万人くらいいるわけ。そんな人たちの救いとなるような映像を作ることができる映画監督といえば誰だと思う？

・・・M・ナイト・シャマラン監督だよ。

ということで、2021年に新作『オールド』が公開されるM・ナイト・シャマラン監督の主だった作品をざっくり観てきたのだ！さくっとコメントとともに振り返って紹介してみようではないか！

作品のリンク、コメント、シネコの「おすすめ度」、「どんでん返し度」、「オモシロ映像度」という3つの尺度で紹介するぞ！

シャマラン監督は絵的に凝っている画面とか、巧妙な撮り方に定評のある監督だ。そういうトリッキーかつ技巧を凝らした映像が多いか、という尺度だ。

まずは『シックス・センス』。これは有名だな。

シャマラン監督の名を世界に知らしめた作品といっていいのではないだろうか。

何を言ってもネタバレになりそうなので以上だ。

『シックス・センス』に続いてブルース・ウィリス、そしてあらたに名優サミュエル・L・ジャクソンを迎えての意欲作。

ブルース・ウィリスのほうが壊れない男。逆にサミュエル・L・ジャクソンは壊れまくるタイプ。リアルな現実にアメコミヒーローみたいなの（DCコミックスとかマーベルとか）が存在するとしたらどういう感じ？・・・、みたいな映画。シャマラン監督独特の切り口だ。

後に撮る『スプリット』『ミスター・ガラス』と合わせて一連の3部作となるのだ。

UFO + ミステリーサークル + 宇宙人もの、という好事家にはたまらない題材をシャマランが撮る！正直シャマラン監督作で一番好き。これはね・・・傑作だよ。

若きホアキン・フェニックスがねえ、かわいいです。なんか。

この映画は冒頭で言った矢追純一的UFO・オカルト映像のフラストレーションに対する完璧な映画的アンサーなんだよ。ホアキン・フェニックス（メリル・ヘス役）がテレビニュースで放映されている「宇宙人の映像を捉えた」とされる一般家庭で撮られたホームビデオを観るシーン。これは映画史に燦然と輝く傑作シーンだと思う。

ホアキン・フェニックスの抜群の演技をもって「視聴する」「TVニュース番組」内で紹介される「一般人撮影のホームビデオ」（子供たちのパーティを撮っている）という多重入れ子構造。ホームビデオの画質のグリッチ感・・・。そして衝撃のシーン。「観客が観たいものをちゃんと観せる」は正義。何もかもが100点だ。このシーンだけでもこの映画は観る価値があるのだ！

それ以外でも『サイン』はホラーサスペンス的なありとあらゆる技巧・演出が数多くあって飽きることがない。シャマラン監督にはこういう映画をいっぱい撮ってほしいニャ・・・。

どんでん返し、という意味ではこの『ヴィレッジ』が一番かなあ。

実は○○が○○で○○だったんだよ…　いやあ、すごい展開だよね。

いままでの作品とちょっと変わってファンタジーチックな仕上がり。

そんなに怖くない。ちょっとこのあたりからシャマラン監督調子悪い？的な。

蜂群崩壊症候群って知ってる？アメリカの蜜蜂が大量に失踪する、という現象。

原因が不明で、北米の農作物生産（受粉）に少なからず影響があるみたいなんだけど、その現象を参考にしたパニック＆サスペンス映画、といえばいいかな。

まあまあ…くらいかな…

テレビアニメ『アバター 伝説の少年アン』を元にした実写ファンタジー映画。

まあいいじゃない。「↓」があったって。基本的には子供向けファンタジー映画って感じでした。CGとか悪くないんだけど。

何かこう、突き抜けた面白さまではいかないというか…。

ウィル・スミス＆ジェイデン・スミス親子共演！SF超大作！！…という触れ込み。

なんかねえ、悪くは無いんだけど…こう…親子映画が観たかったのかな、自分は？と自問してしまうという … 。ウィル・スミスより息子のジェイデン・スミスが主演。

ちなみに制作費は$130,000,000 ≒ 112億円（2013年1月時点換算）。

この『ヴィジット』は初期のシャマラン作品らしさが戻ってきた気がするぞ。

うむ。お話もどんでん返しも怖がらせ方もいい感じでした。

多重人格者のケビン（ジェームズ・マカヴォイ）と彼に誘拐＆監禁されるケイシー（アニャ・テイラー＝ジョイ）、ケビンのカウンセリングと研究をする医師カレン・フレッチャーを軸に物語が展開するサイコ・スリラーもの。

監禁からの脱出劇、多重人格（なんと24もの人格！）、そして『アンブレイカブル』と同じ世界線というところがポイントの映画だ。それにしてもアニャはかわいいな。

前作『スプリット』のヒットを受けて、『アンブレイカブル』シリーズ3部作の3作目となるのがこの『ミスター・ガラス』だ。シャマラン的リアルガチヒーロー世界の結末が描かれる。

うむ。マーベルやDCコミック映画に比べると派手さは全然無いが、シリーズ完結としては楽しめたかな。

シャマラン監督はこういう一つの不可解な設定を導入にしてワクワク感を醸すのがほんと上手いよな。予告編を観る限り、この系統は『ヴィジット』あたりの「謎をどんどん膨らませて不安感をMAXまで煽る」そして一気に結末になだれ込む、といういい意味でシャマラン監督らしい映画な気がするぞ！まだ観てないけど！！

あ、一つ言い忘れてた！シャマラン監督はほぼ全作品で監督自身がちょい役とかで出演します（カメオ出演）。良い子のみんなも期待して探そうな！

ということで、『オールド』も観てきたぞ！

これは初期シャマラン監督作品のようなドキドキ感と謎と伏線回収、という良いシャマラン映画だった！好きニャ！

そのほかに、シャマラン監督らしいギミックとは別のラインとして、「時間が急速に進む」ということが引き起こす人間の一生にとっての悲喜や時間の効果の描き方が印象に残ったニャ・・・。

『オールド』から2年！シャマラン監督の新作だ！

デイヴ・バウティスタは近年めちゃくちゃ映画出てるな。マッスル系俳優では最近かなりキてる感ある。

森の小屋で休暇を過ごす家族のもとに来訪する4人（そのうちの一人がバウティスタ）。彼らは世界の終末を防ぎに来て、防ぐためには“あなたたち家族のうち一人を犠牲として選ばないといけない”と迫る。

カルト集団か？復讐か？はたまたヘイトクライムか？あるいは本当のことなのか―？・・・というハラハラ系終末サスペンスという感じ。

シャマラン監督本人の出演も確認できたぞ。そこかよ！的な感じで良かったｗｗ

ということで、シャマラン監督の主だった監督作品を紹介してみた。

うむ、新作はできる限りこれからも追記していこうと思うニャ！