【特集】異世界なニッポンが描かれるハリウッド映画14本をまとめてみました【どこだここ！？】

ハリウッド映画で日本が出てくると、ビミョーに違う感じがするじゃない？

（急に火がつくよね）

映画における日本はしばしば私たちの常識とは違うものが描かれがち

今回は、海外の映画に出てくる、ちょっとおかしな日本を描いた14本を紹介するのです

ゴジラの出現に備えて、羽田空港や新宿に避難経路が整備されていたり、街中にミサイルが配備されていたりと、新宿なのに新宿じゃない感じがすごい

日本のようで日本でない、それでいて日本らしさを感じてしまう舞台装置の美しさは圧巻、さすがジョン・ウィックシリーズだ……

ジョン・ウィックで登場するコンチネンタルホテルを舞台にしたスピンオフは、Amazon Original作品として、プライムビデオで配信中！

日本ではいつ公開されるかねえ……（コンセクエンスは6ヶ月遅れ）

2022年にこんな異世界ニッポンが観られるとは思わなんだ

スタッフの皆さんも分かっててふざけてるよねw

米原駅（※）とか最高だった！

次は、ギレルモ・デル・トロ監督作品の『パシフィック・リム』だ

開始50分ごろに出てくる、マコの回想シーンだ

芦田愛菜さん演じる幼少期のマコが、荒廃した東京の中を歩いているぞ

竹ノ塚ファイナンスというビルがあるので足立区だろう（たぶん違う）

ほかにも「益代＆由美子剣店」や「カブキコンピュータ」といった看板にも注目してほしい

さらに、「消火栓」の標識は正確なのに、車のナンバープレートが雑だったり、アンバランスさがたまらんので、早送りしてスロー再生することをオススメするぞ

なお、続編の『パシフィック・リム／アップライジング』は、日本が舞台になっているが、なんというか、かなり雑な感じで作られているので、それはそれで楽しめるぞ

次は大ヒットシリーズの第4作目『バイオハザードIV アフターライフ』だ

冒頭から渋谷のスクランブル交差点が出てくるのだ。雨の中、ゾンビ化した中島美嘉さんが通行人を襲うシーンは、焦らして焦らして、もったいつけてるぞ

なお、アンブレラ社の東京本部は、渋谷スクランブル交差点のすぐ下に地下都市として建設されているという厨二設定だ

半透明のディスプレイや中空の指揮所は近未来っぽいのに、職員の制服にはカタカナで「アンブレラ社」と刺繍してるのがポイント高いぞ

ミラジョボヴィッチは手裏剣と二刀流を使いこなすので、向こうのファンも大喜びだ

次は『007は二度死ぬ』（1967年）だ！007シリーズの映画5作目で、ショーン・コネリー主演作

まあ、待て！世界的に有名な007シリーズは『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの58年間で25作品作られているのだが、本作が唯一の日本ロケ作品なのだ

50年以上前の東京の風景がHD版の映像で見られるのは、007というヒットコンテンツのおかげなのだよ

ロケは日本全国に及び、鹿児島県南さつま市の秋目の漁村には記念碑が建っているぞ

ロケで撮影している場所は、昔の日本なんだが、セットで作られている日本は妙にレトロSF感があってオススメだ

ちなみに『007 スカイフォール』（2012年公開）に出てくる廃墟の島は、長崎の軍艦島がモデルだ

日米大スターの競演ですな！あとガッツ石松！島木譲二！安岡力也！

東京の撮影許可が下りずに大阪が舞台になってるのも有名な話

まさか続編が作られるとは！でおなじみ、マトリックス4作目！

ネオが移動した先は新幹線（っぽい高速鉄道）

ある意味、ブレット・トレインの先駆けと言える

次はX-MENシリーズの番外編『ウルヴァリン：SAMURAI』だ

冒頭から長崎の原爆投下という、アメリカと日本の因縁を感じるスタートなのだ

新宿駅や増上寺、上野駅といった主要名所だけでなく、広島県の福山駅も使われているぞ

TAO、福島リラ、真田広之といったキャストが出演している

真田広之演じるシンゲン・ヤシダは、忍者軍団を率いているぞ

「真田広之、日本が舞台の海外映画ではサムライかニンジャ説」を推しておくとしよう……あと、角田信明と小川直也がカメオ出演している

異世界ニッポンの教科書みたいな映画だ

そう、岸和田城に住んでるのかよ！という度肝を抜く設定だ

トム・クルーズと、日本の俳優陣が共演した豪華すぎる映画だ

撮影地が日本ではなくニュージーランドだったため、植生に違和感があって、日本を舞台にしているのに日本じゃない感じが出ていたよね

次は、こちらも親日家、キアヌ・リーブスが主演を務める『47RONIN』だ

大石内蔵助役は真田広之だ

赤穂浪士の話なのに、KOEIの三国志みたいなビジュアルだよ

アニメーションシーンを作るために、タランティーノが単独でProduction I.G.を訪れて、当時応対したスタッフが「あの、タランティーノが来てるんですけど」はウソのような本当の話だからな

ユマ・サーマンの「キリタイ ネズミガ イルノデス」

ルーシー・リュウの「タナカノオヤブン、ハラニイチモツ オアリノヨース、ゼヒ ホンネヲオキカセイタダキマショー」

愛ある異世界ニッポンは楽しい気持ちになるよね

さあ、来たぞ。本命の異世界ニッポンだ

チャン・ツィイーが芸者で英語を喋るぞ

日本なのに全く日本ぽくない

なお、2023年現在配信されていないので、興味があればTSUTAYAかゲオに行くといい

僕たちは、日本人の日本映画を見ているから、日本がこう見えているだけであって、海外から見たら日本は「異世界」なんだね